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ミュージカル公演のアンケート(2/4)取得の仕方、紙?WEB?~アンケートでより良い舞台へ!~

アンケート2-3

はじめに

前回は、アンケートを取ることについて、そのメリット・デメリットについて考えてみました。

今回はアンケートの方向性や方式について紙?WEB?という部分を考えてみたいと思います。

アンケートについて3つの記事に分けて記載しています。

わーい!みんなで見ていこー
わーい!みんなで見ていこー!
目次(クリックでジャンプ)

ミュージカル公演のアンケートで意識すること

アンケートの作り方で意識することは「アンケート 作り方 コツ」などで検索すればネット上にたくさん有用な情報がでてきます。

全体的な意識することはそれらにお任せして、ここでは演劇、特にミュージカル公演で意識したいことについて書いてみたいと思います。

観劇では自分の好きなことが気になる

演劇やミュージカルは総合芸術と呼ばれることもあり、色々な要素を含んでいます。

演技やシナリオだけでなく、歌、踊り、音響照明、舞台装置、衣装などなど、見るところが盛りだくさんです。

それだけ制作側も作りがいがありこだわりも発揮できるのですが、色々な方向に意識が向きやすいのは見てくれる観客も同じです。

見てくれた人がアンケートで言及する内容は「その人が普段から意識していること」が主になります。

普段からよく映画や小説を見る人は脚本や演技を、歌が好きな人は歌唱や音響を、服が好きな人は衣装や照明をそれぞれよく見ていて、それについて回答します。

前回の「メリット・デメリット」でも書いたのですが、小中劇団のお客さんは良くも悪くも傾向が偏ることがあります。

そのため、アンケートで言及されることも偏る可能性があります。

それを前提に、下記のような意識が大切になってきます。

アンケートを実施するときに意識したいこと
  • まんべんなく意見が聞けるようなアンケートを組む
  • 結果集計で偏りを加味した目で見る

これを意識しつつ、アンケートの方式について確認してみたいと思います。

回答してくれる方にぴったり寄り添ったアンケートを!
回答してくれる方にぴったり寄り添ったアンケートを!

アンケートを取る方式は? 紙に記載 or WEBで回答

アンケートを取るとなった場合、「紙にその場で記載してもらうか」「WEBで回答してもらうか」を考えます。

ソルシエールでも過去の公演にて、どちらの方式も採用してきました。

その中で感じた、それぞれの特徴を比較してみたいと思います!

紙アンケートの特徴

紙のアンケートでは手書きな分、WEBアンケートに比べて気持ちが伝わりやすい回答が多く集まる印象があります。

手書きの文字の勢いを感じたり、絵やマーク・強調を自由に使ったり、それだけ熱量が伝わって来やすい回答が多いようです。

どのようにお客さんに伝わったか感情や印象を知りたい制作側にとって、感情の乗った回答はとても嬉しく励みになります!

それ以外の紙アンケートの特徴
回答時、紙だと全体がパッと見通しが立つ

内容にもよりますが、全体が確認出来ることで「そんなに大変ではなさそうだな」と思ってもらえます。

回答が簡単な方が、回収率があがる傾向があります。

ペンも一緒に渡すことで回収率が少し上がる

アンケートはそのまま持ち帰っても大丈夫だが、ペンは返した方がよいという心情を利用します笑

ただし、ペンを返さなきゃいけないからアンケートを書いておく、という形での回答なので

回収率があがっても、アンケートとしての有用性は低い物も集まる印象です。

検索性が悪い

たくさん回答いただけた場合、どのような回答があったかを確認したり検索したりするのが少し大変です

直接のやりとりが発生する

コロナ禍など、ソーシャルディスタンスが必要な場面では、直接のやりとりが少ない方が安全です。

紙のアンケートの場合、何人かの人の手を介している場合があるので、注意が必要かもしれません。

読めない回答があることもある

紙とペンのみの配布の場合、書く場所の関係などもあり回答いただいた字の解読が難しいパターンもあります。

WEBアンケートの特徴

WEBのアンケートはその場での回収が不要です。

そのため、好きなタイミングで記載していただくことができます。

会場で十分な回答時間が取れなかったとしても、帰りの電車などで気軽に回答してもらえます。

これはその場で回収が必要な紙でのアンケートでは出来ない利点ですね。

それ以外のWEBアンケートの特徴
QRコードなどでの配布が可能

紙に印刷などが不要で、配布も楽に行えます。

Twitterなどにも回答URLを記載することで、回答タイミングも多くなりそうです。

柔軟に更新できる

印刷などが不要なため、簡単に内容を更新できます。

公演や出演キャストによってアンケートを出し分ける、のような運用も検討できます。

回答量の制限が少ない

紙では書き切れない量でも、WEBアンケートなら大きな上限で回答いただけます。

たくさん想いを伝えたいと思ってくれるお客さんもいらっしゃるので、それを全部受けられるのはとてもよいですね。

回答内容をデータにしなおす必要が無い

メンバー内での共有や回答傾向を分析など、データとして扱いたいときにWEBアンケートなら最初からデータなので便利です。

Googleフォームなどは最初から分析表示も備えているので、回答傾向が簡単に確認出来ます。

簡素な回答も集まりやすい

テキストデータでの回答だと、印象が若干冷たい、冷静なものになりがちです。

お客さんの熱量を直に感じられないのは少し寂しいかもしれませんね。

アンケート方式について

紙・WEBどちらも特徴を確認してみました。

これらの内容から対象となる公演や自分たちに合っている方式でアンケートを準備していければ良いなと思います。

好きな方を選びなさい!
好きな方を選びなさい!

いったんまとめ

今回は小中劇団のミュージカル公演におけるアンケートの特徴と、紙・WEBアンケートそれぞれの特徴について書いてみました。

どのようなアンケートを取るにしても、自分たちが一番欲しい情報をどのような形式で回答いただくかを考え続ける必要がありそうです。

次回はいよいよ、実際の過去公演で行ったアンケートを見ながら、アンケート準備の流れについて考えてみたいと思います。

まだつづくんかーい!
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